Pass-the-Device:エンドポイント侵害後におけるSASE/VPNの「信頼」の移植
DAY 1
17:10-
17:50
ゼロトラストに巨額の投資が行われているにもかかわらず、現代の多くのSASE/VPN導入環境では、エンドポイントの侵害後に「信頼(トラスト)」を他へ移植することが依然として可能である。アイデンティティ、証明書、およびポスチャ(セキュリティ状態)のチェックは、デバイスに厳密に紐付けられているというよりも、他への転送が可能であるケースが多いことが判明している。 本講演では、SASE/VPNソリューションが関わるほとんどのレッドチーム演習において、その中核技術が有効であることが証明された実践的な手法「Pass-the-Device」を紹介する。攻撃者が証明書をエクスポートまたは再発行し、セッションをリプレイし、登録(エンロールメント)フローを悪用し、さらにポスチャ状態を再構成することで、攻撃者が制御するホストから独立したアクセスを確立する方法を実演する。また、Palo Alto、Cisco、Netskope、Zscalerにわたって繰り返し発生する「信頼の乗っ取り(トラスト・ハイジャック)」のプリミティブを分類し、それぞれの技術がどのような場合に成功または失敗するのかを解説する。 受講者は、攻撃者が元のホストのEDRによる可視性を超えて活動しながらも、IdP(アイデンティティプロバイダー)、SASE、およびネットワークのテレメトリに検知可能な痕跡をいかに残すかを学ぶことができる。最後に、実践的な緩和策と検知の機会を提示して講演を締めくくる。
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Location :
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Track 1(HALL B)
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Category :
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Technical
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Speakers
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Ruslan Sayfiev
ルスラン・サイフィエフ
ルスラン・サイフィエフは、Fujitsu Uvance Wayfindersのプリンシパルコンサルタント兼レッドチームアーキテクトです。攻撃的セキュリティ、攻撃者シミュレーション、エクスプロイト開発、脆弱性研究の分野で10年以上の経験を有しています。
以前はGMOサイバーセキュリティ byイエラエで攻撃的セキュリティ部門のディレクターを務め、同社のレッドチーム事業をゼロから立ち上げ、統括しました。日本の大手企業を対象に、実際の攻撃者の手法を再現する数百件ものセキュリティ評価を実施してきました。
主な専門分野は、SASEやVPN環境における信頼関係の移植(Trust Transplantation)、エンドポイント検知の回避、アイデンティティを標的とした攻撃など、侵害後の高度な攻撃手法です。特に、攻撃的セキュリティ研究の成果を検知エンジニアリングやインシデント対応、企業のセキュリティ対策の実践的な改善につなげることに関心を持っています。
OSEE、OSCE3、GXPN、CRTLの各認定資格を保有しています。過去にはOffSecのインストラクターを務めたほか、CODE BLUEでの講演実績があり、主要ベンダーの製品に影響する複数のCVEの発見者としても名を連ねています。