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CODE BLUE 2026

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「PleaseFix」によるエージェント型ブラウザーの完全攻略:ゼロクリックでの乗っ取りを可能にする新たな脆弱性クラス

DAY 1

14:30-15:10

エージェント型ブラウザ(Agentic browsers)は、その設計自体によって、過去数十年にわたり苦労して築き上げられてきたセキュリティ緩和策を根本から崩壊させる。Atlasは同一生成元ポリシー(Same-Origin Policy)を破り、GeminiとEdgeは制限のないローカルホストアクセスを付与し、Cometはファイルシステムを露呈させ、Claudeはあらゆるサイトでスクリプトを実行する。その結果、XSS(クロスサイトスクリプティング)、サンドボックス回避、そしてドライブバイダウンロードによる侵害攻撃が再び現実のものとなった。 本講演では、AIエージェントを標的とした脆弱性クラスであり、従来の「ClickFix」の進化系である「PleaseFix」、およびそれを悪用するための汎用的な手法「Intent Collision」を提示する。最後に、16年前から存在する古いブラウザAPIを実戦兵器化(ウェポナイズ)してブラウザの閲覧履歴を標的とする技術「HistoryFixing」について詳細に解説する。 我々は、ソーシャルメディアの投稿やカレンダーの招待を介して、主要なエージェント型ブラウザにおける完全な「0クリック(ゼロクリック)」攻撃チェーンを実演する。これには、Slack、X(旧Twitter)、1Password、Claudeのアカウント乗っ取り、ローカルファイルシステムからGmailやGoogleドライブに及ぶ機密データの窃取、WhatsAppを介した友人への自動フィッシング、組織のソースコードの流出、AWSインスタンスの削除、Amazonでの攻撃用ツールの無断注文、そしてブラウザのサンドボックスを回避して完全な遠隔コード実行(RCE)に至るリバースシェルの獲得が含まれる。

  • Location :

    • Track 1(HALL B)

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    • General

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Speakers

  • スタヴ・コーエン の写真

    Stav Cohen

    スタヴ・コーエン

    スタヴ・コーエンは、ZenityのAIセキュリティ研究チームリーダーであり、イスラエル工科大学(Technion)の博士課程に在籍しています。AIエージェントの脆弱性を発見し、その対策を講じることを研究の中心としており、エージェント型AIシステム、LLMを活用したアプリケーション、企業向けAIプラットフォームなど、幅広い領域のセキュリティに取り組んでいます。新たな攻撃手法の発見や対策技術の開発を通じて、AI業界全体のセキュリティ水準の向上を目指しています。

    攻撃的セキュリティの研究では、RAGパイプライン、マルチエージェント間のタスク委任プロトコル、AIエージェントを搭載したブラウザ、大規模な商用生成AIシステムなどを対象としています。また、悪意のあるプロンプトを通じて生成AIモデルを悪用する、推論時の新たな脅威の分類として「Promptware」という概念を提唱しました。これは、本来ユーザーを支援するAIを、データの窃取、ネットワーク内での横展開(ラテラルムーブメント)、さらには物理世界に影響を及ぼす行為の実行手段へと変えてしまう脅威です。

    研究成果を世界各地の主要なセキュリティカンファレンスで発表しており、AIセキュリティ分野を牽引する研究者の一人として知られています。

  • マイケル・バーグリー の写真

    Michael Bargury

    マイケル・バーグリー

    マイケル・バーグリーは、ハッカー、開発者、サイバーセキュリティの専門家です。Zenityの共同創業者兼最高技術責任者(CTO)を務めています。Zenityは、企業がセキュリティインシデントのリスクを高めることなく、ビジネスユーザーによるアプリケーションの活用や開発を促進できるよう支援する、アプリケーションセキュリティ分野の先駆的な企業です。

    また、ローコード・ノーコード(LCNC)アプリケーションの主要なセキュリティリスクをまとめた「OWASP LCNC Top 10」プロジェクトを主導し、セキュリティ専門メディア「Dark Reading」でコラムを執筆しています。Black Hat、DEF CON、RSACをはじめとする世界的に著名なセキュリティカンファレンスで、研究成果やセキュリティツールの発表、講演を継続的に行っています。