スペクトラムが戦場となるとき:電波妨害下における都市IoTの防衛
DAY 2
17:35-
18:20
スマートシティは、特に障害や混乱の発生時において、重要インフラの観測可能性(可視性)を維持するためにLoRaWANやLPWANによるテレメトリに依存している。しかし、紛争地域などの厳しい環境においては、無線レイヤーが電子戦(EW)によるジャミング(電波妨害)に直面してパケットの不達を引き起こす一方で、単に「再送信を繰り返すだけ」のナイーブな対策はバッテリーと通信帯域(エアタイム)を枯渇させる結果に終わる。 戦時下で電子戦の干渉に直面した市営LoRaWANネットワークの最前線における運用経験に基づき、本講演では、スペクトラムアナライザなどの測定機器を必要としない軽量な運用モデルを提示する。受信時のSINR(信号対干渉雑音比)に着目し、一般的なゲートウェイやネットワークサーバーが収集するテレメトリ(RSSI/SNR、CRCエラーのバースト、チャンネルごとの損失、ゲートウェイの多様性)のみからジャミングの可能性を検知・分類する方法を解説する。さらに、ブロードバンド(広帯域)、ナローバンド(狭帯域)、およびスウィープ型の「フィンガープリント(特徴)」を識別し、それぞれに適した緩和策のパッケージを適用する手法を示す。 最後に、堅牢性と通信容量のトレードオフを整理し、なぜ「あらゆる場所で最大の堅牢性を目指す」よりも、「部分的な要塞化」とサービスレイヤーにおける「縮退モード(デグレードモード)」の組み合わせが優れているのかを説明する。なお、本講演は特定のベンダーに依存しない立場(ベンダーニュートラル)で構成されており、機微なパラメータは一般化されている。
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Location :
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Track 1(HALL B)
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Category :
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General
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Speakers
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Pavlo Chernikov
パブロ・チェルニコフ
Pavlo Chernikov directed the Kyiv municipal enterprise responsible for the city government's cybersecurity, network operations, and digital-service continuity (2021-2024) - including a city-scale SOC/SIEM and a municipal LoRaWAN IoT network spanning 1,800+ institutions - sustained through active wartime cyber and kinetic attack. He is a peer-reviewed researcher in urban cyber resilience, with published work on city-scale SIEM correlation, LoRaWAN resilience under electronic-warfare interference, and operational resilience of municipal IT under active hostilities. He also speaks on the main stage at SecurityWeek's 2026 ICS Cybersecurity Conference in Nashville, USA.